【鳥取】白兎神社(鳥取市白兎)の参道入り口にある神話「因幡の白うさぎ」をテーマにした砂像が、2023年の干支「卯(う)」に合わせてリニューアルされた。前回の卯年以来、12年ぶり。神話に登場する大国主命と女神・八上比売、2人の縁を取り持ったとされる白うさぎをモチーフに、約1カ月かけて制作された。
高さ1・7メートル、幅3・4メートル、奥行き3・6メートルで、約3・4トンの砂を使用。市民有志でつくる「鳥取砂丘のルネッサンス実行委員会」が企画し、委員の一人で鳥取市在住の陶芸家花井健太氏がデザイン、制作を手がけた。
神社では23年1月8日まで参道付近で神話の一場面を再現したイルミネーションがともされる。田淵裕章委員長(45)は「参拝者に砂の魅力と鳥取の神話を知ってもらいたい。新型コロナ後の観光再興につながればうれしい」と話した。
(福間崇広)