【浜田】浜田市三隅町古市場の石正美術館が、恒例の干支(えと)にちなんだ作品展を開き、ウサギを題材に45の個人・団体の絵画や置物など120点が並び、来場者を楽しませている。
干支の作品展は公募展で、美術館ギャラリーで開催してきたが、今年は工事中のため隣接するスポーツ施設、アクアみすみで開催した。
島根県西部を中心に関西からも応募があり、愛らしく形作られた粘土や陶器の置物や水彩画といった多様な作品が集まった。浜田市の新田芳道さんは水墨画で体を寄せ合う8匹のウサギを描いた。「自分を磨く意味で、2卯も3卯も欲を出したい」とコメントを添えた。
河上高宏副館長(51)は「出品者の個性的な表現を楽しんでほしい」と話した。
20日まで。会期中は無休。開館時間は火曜-土曜が午前9時~午後9時、日曜と月曜が午前9時~午後5時。 (森みずき)