県西部の伝統芸能・石見神楽の期間限定の夜間公演が14日、松江市玉湯町玉造の日帰り温泉施設「玉造温泉ゆ~ゆ」で始まる。江津市の都治神楽社中が3月5日までの毎週土曜、日曜日の夜に2演目を披露して魅力を伝える。
玉造温泉旅館協同組合が、観光客数が落ち込む冬場の集客対策として初めて企画。石見神楽を通した観光振興と観光客の満足度向上につなげる。
公演は計16回予定し、上演時間は午後8時半~同9時半の1時間。都治神楽社中が結婚式など祝いの場で舞われることの多い「恵比須」と、石見神楽の代名詞として有名な「大蛇」の人気2演目を披露する。
定員は1回300人。有料で玉造温泉の旅館宿泊者が中学生以上1千円、小学生500円、一般が中学生以上2千円、小学生1千円。チケットは、ゆ~ゆ施設内の旅館協同組合で事前購入でき、当日に会場でも買うことができる。
(片山大輔)