5歳以下の子には、豆やナッツ類を食べさせないで―。かみ砕いたりのみ込んだりする力が弱いため、気道に詰まらせ窒息する事故が後を絶たないからだ。消費者庁などは「小さな破片でも気管支に入ると、肺炎や気管支炎になる恐れもある」と注意を呼びかけている。
消費者庁によると2020年2月、保育施設でいり豆を食べた4歳児が、節分の行事の途中で意識不明に。病院に救急搬送されたが死亡した。
こうしたケースはまれではない。食品で窒息したり、誤嚥(ごえん)したりする14歳以下の事故は、10年12月からの10年間で計...