強い冬型の気圧配置となった山陰両県は24日、激しい雪のため県立学校などで臨時休校が発生したほか、交通網が乱れた。25日も引き続き厳しい冷え込みと大雪が、生活に影響を及ぼす見通し。
両県では24日、大雪を見込み島根の県立学校など20校、鳥取の25校が臨時休校し、一部で終業を早めた学校もあった。主要道路は米子道や山陰道の一部で通行止め。安来市内の国道9号も通行止めとなり、車の立ち往生による渋滞が発生した。
公共交通機関はJR西日本が昼ごろから両県内全線で列車運休。一畑電車も夕方から運転をやめた。松江市内の路線バスは午後6時以降に運休し、両県と広島や大阪などをつなぐ高速バスも運転を取りやめた。空の便は山陰両県5空港を発着する計30便が欠航した。
25日は、多くの市町村立の小中学校も休校方針で、高校などを含め島根県内198校、鳥取県内91校で予定する。JRは全線で終日運休。空の便は、隠岐空港の発着便が終日欠航し、他の4空港は天候の回復具合を見ながら順次、運航を再開する予定。高速バスも多くが運休し、路線バスは安全状況によって再開するとしている。
(取材班)