どんな世界にも「世代交代」は必ずやって来る。体力が物を言うスポーツ界ならなおさらだ。そんな思いを改めて抱いたのも、大相撲の元関脇で、島根県隠岐の島町出身の隠岐の海が現役引退を表明したからである。

 西前頭12枚目で迎えた初場所は、初日からよもやの5連敗。「中盤から巻き返せば、たとえ負け越しても、次の春場所は何とか幕内にとどまることができるはずだ」...