厳しい寒波が続く中、2年ぶりにうれしい春の便りが届いた。一般選考で選ばれた鳥取城北の選手たちは、鳥取勢として13年ぶりに2回戦に進出した2021年を超える成績に向け、気を引き締め直していた。
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例年のように出場校への電話連絡は行われず、学校関係者は、選考委員会のインターネット中継を見守った。中継で出場決定を確認した石浦外喜義校長は、集まった部員たちに朗報を伝えた上で「中国四国の代表として、上を目指して頑張ろう」と激励。石浦校長の話が終わると、抱き合う選手の姿も見られた。
昨秋の中国地区大会準決勝では、優勝した広陵と6ー8と接戦を演じた。加えて記念大会で例年より出場校が多いこともあり、出場の可能性は高いとの見方もあったが吉報を受け関係者は一様にほっとした様子を見せた。
大林仁監督は「どうなるかと思っていたが、ほっとした。本番に向け、より一層気を引き締めていきたい」と話し、河西華槻主将は「全国の強豪に勝っていけるような戦いがしたい」と力を込めた。
鳥取県の平井伸治県知事は「持てる力を爆発させ、甲子園に鳥取城北旋風を巻き起こしてほしい」などとコメントした。
(小林竜大)