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島根、鳥取両県は27日夜から28日にかけて、強い冬型の気圧配置となり、再び大雪となった。鳥取県内では倒木による通行止めが相次ぎ、鳥取市と智頭、八頭両町の計5カ所で約390世帯880人が孤立状態となったものの、大半は午後5時までに解消した。鳥取市用瀬町赤波と智頭町板井原、八頭町茂谷の集落の各1世帯2人は、午後7時時点で孤立が続いており、県などが倒木の撤去や除雪作業を進めている。けが人や体調不良の情報はない。 (取材班)
松江、鳥取両地方気象台によると、28日午後5時時点の積雪深は、松江38センチ▽西郷(島根県隠岐の島町)39センチ▽赤名(飯南町)65センチ▽鳥取34センチ▽米子40センチ▽智頭(鳥取県智頭町)70センチ-など。大山は201センチ。
鳥取市佐治町の国道482号の2カ所が倒れた木や電柱でふさがれるなどし、加瀬木や高山など7集落の358世帯798人が一時孤立。同市青谷町八葉寺でも33世帯75人が一時、往来できなくなった。
島根県では松江市や隠岐の島町で断続的に雪が降り、倒木や路線バスの運休があった。住民は雪かきに追われた。
中国電力ネットワーク山陰ネットワークセンターによると28日午後6時までで、鳥取県で9405戸、島根県で1473戸が停電。JR西日本は山陰線鳥取-米子間や因美線、伯備線、木次線で運休し、29日もこれらの路線で始発から運転を取りやめる。空の便は出雲空港など4空港で計25便が欠航した。
大雪は28日で一時弱まるものの、29日夜から30日にかけて、再び降雪となる可能性があり、気象台が注意を呼びかけている。