大田市に移住し、三瓶山麓でハンバーガーショップをオープンしてまもなく15年目に入る。島根県産の素材にこだわった「三瓶バーガー」は観光客だけでなく、地元客からも親しまれる名物に成長した。「すぐやらないと気が済まない」という持ち前の行動力を生かしながら、「安全安心の食をお客さんに届けたい」と笑顔を見せる。

 地元食材を使ったハンバーガーの販売を選んだ理由は。

 「大田市が指定管理者を募集していた店舗の周辺で、家族連れがレジャーシートを広げてお弁当を食べていたのを見た。気軽にテイクアウトできる商品があればいいなと思ったことや、移住した時に甘くて大きなトマトのおいしさに感激したことがきっかけ。当時はやっていた佐世保バーガーをヒントに、地元の食材を使ったハンバーガーを名物にしたいと考えた」

 ハンバーガーを筆頭に商品展開を増やしている。

 「休日はレジに立ち、...