地質調査や温泉水源開発などを手がける協和地建コンサルタント(株)(松江市東津田町)の社長。災害が頻発する昨今の状況を受け、地滑りや斜面の災害対策に尽力。社業全般を通じ、地域社会の安心安全に寄与しようと意気込む。

 自然災害への対応に斜面防災対策の重要性は増す。

 「島根県東部を襲った2021年夏の豪雨災害では総出で松江、雲南両市の被害現場に出向き、写真や図面で被害状況を説明する資料を作成した。地滑りしやすい場所だった場合には降雨時にどのような変動が起きるのかを長期間かけて解析するなど、正確できめ細かい判定と質の高いデータ作成に努めている」

 新たな地熱発電の計画や、ため池の耐震調査にも取り組んでいる。

 「松江市が主体で実施している地熱開発(小規模地熱発電)は
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