自動車部品製造の三刀屋金属(株)(雲南市三刀屋町殿河内)の社長に6月、就任した。親会社・キーレックス(株)(広島県)の生産技術部で約30年、金型設計などプレス領域に携わった経験を生かした事業展開を見据える。自動車産業が変革期にある中、「技術強化で品質をより高め、さまざまな製品を手がけていきたい」と力を込める。
自動車の骨格部品やインシュレーター、排気系部品など1千種類以上の製品を生産する。
「製品は開発から量産までを一貫して担う。特に、高熱で機能低下を起こす部品を保護する『ヒートインシュレーター』を得意とする。プレス加工は、アルミ板や高張力鋼板など加工が難しい素材を対象に技術を誇る。溶接加工では自動ロボットを活用した、異なる形状部品の生産が可能なキーレックス独自の『セル生産システム』も取り入れ、コストを抑えて効率のいい生産体制を整える」
2020年から、農業機械部品の製造も手がける。
「もともと自動車部品で取引のあった企業からの受注を得て、...
【WEEKLY FACE】技術強化で品質をより高め さまざまな製品手がけたい / 三刀屋金属(株) 社長(雲南市三刀屋町殿河内) 久留主信一郎氏
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