終わりの見えない新型コロナウイルス禍や物価高で景況の厳しさが増す中、6月に日本海信用金庫(浜田市殿町)の理事長に就任した。地域に身近な金融機関として顧客と顔を付き合わせる関係づくりを重視し「何回も、何回も話しながらお客さんと課題を共有し、解決に一緒に取り組むことが重要だ」と話す。
景気は決していいと言える状況にない。取引先が抱える課題は何か。
「コロナ禍やウクライナ情勢の影響、円安など逆風が続いている。ある程度の規模があれば販路は多くあるが、地方では中小零細企業が多く影響も大きい。この夏、取引先を回り多く聞いたのは、人手不足と燃料費の高騰についてだった。単に人手不足と言っても、水産加工業では外国人労働者が入国できないことや、後継者不在、働き手の高齢化と要因は多様にある」
SDGs(持続可能な開発目標)の推進など強みを持った企業などと連携を広げている。
「当庫だけでやるには難しいこともある。人手不足への対応や事業再生、...
【WEEKLY FACE】お客さんと何回も話しながら 課題を共有し解決に取り組む / 日本海信用金庫 理事長(浜田市殿町) 徳富悠司氏
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