新型コロナウイルス禍で機会が減った外食の雰囲気を子どもたちに楽しんでもらおうと4日、松江市古志原5丁目の児童養護施設「双樹学院」で出張回転ずしが振る舞われた。施設を利用する児童ら49人が海の幸を味わい、笑顔の輪が広がった。
出雲市の建設会社役員の男性(45)が子どもたちのために企画。回転ずしチェーン「マリンポリス」(岡山市北区大元)の出張サービスを利用した。
食堂に長さ約5・4メートルの回転レーンが置かれ、職人2人が手際よくネタを握った。子どもたちはサーモンやマグロ、ウインナーなどレーンに流れる15種類のすしに歓声を上げ、好みのネタを選んでは頬張った。職人がガスバーナーでネタをあぶる様子を、興味津々に眺める子どももいた。
食事会の司会を務めた4年生の女児(10)は「あぶりマグロがおいしかった。回転ずしは初めてなのでうれしかった」と話した。
(山本貴子)













