賞状とロボットを手にする(左から)大東中学校3年の澤和楓音さん、山根湊太さん、松本航希さん=雲南市大東町養賀、市立大東中学校
賞状とロボットを手にする(左から)大東中学校3年の澤和楓音さん、山根湊太さん、松本航希さん=雲南市大東町養賀、市立大東中学校

 中学生が製作したロボットの機能性や工夫点を競う「創造アイデアロボットコンテスト全国中学生大会」がこのほどあり、大東中学校(雲南市大東町養賀)のチームが、出場58チームの中で1位となる文部科学大臣賞に輝いた。島根県内で初めて。 (山本泰平)

 大会は全日本中学校技術・家庭科研究会主催で1月28日にオンラインであった。いずれも3年で大東中クリエイティブ部の、山根湊太さん(15)、澤和楓音(ふうと)さん(15)、松本航希さん(15)が手がけたロボット「冬の旅路」は、カラーボールを運んだ個数を競う計測・制御部門に出場。障害物のあるコースを全自動でミスなく走らせ最高得点を獲得した。

 得点のほかセンサーの使い方やプログラム設定の精度の高さが評価され、文部科学大臣賞を受賞した。

 3人は昨年8月から部活動のある週4日、ロボットの組み立てやプログラミングに取り組んできた。「完成度の高いロボットを作ろう」とセンサーの数やモーターの種類を改良し、全国大会のロボットは6代目だった。

 リーダーの山根さんは「みんなでつかんだ1位だ」と笑顔を見せ、「これからも技術を高めていきたい」と話した。

 13日に雲南市役所を訪れ、石飛厚志市長に結果を報告する。