【米子】米子市を拠点に活動するアマチュアオーケストラ「米子管弦楽団」の3年ぶりの定期演奏会が19日、米子市公会堂であった。鳥取県出身の音楽監督やゲスト奏者を迎え、20~70代の団員68人が公演再開の喜びを音色に込めて奏で、クラシックファンを魅了した。
国内外で活躍する井田勝大(かつひろ)さん=鳥取県日吉津村出身=を指揮者に、ドボルザーク作曲のチェロ協奏曲とチャイコフスキー作曲の交響曲第5番を披露。優美な旋律と荘厳な響きで心揺さぶる演奏を繰り広げ、待ちわびていたファンから拍手が送られた。
新型コロナウイルス禍で2年連続中止を強いられた管弦楽団長の隅田誠さん(63)は「35回目を開くことができ、団員ともども感慨深かった」と話した。
トヨタ自動車の「トヨタコミュニティコンサート」を兼ねて開かれ、市民ら約500人が聞き入った。
(山根行雄)












