全国的な鳥インフルエンザの流行で、鶏卵の供給不足を受けた価格高騰は夏頃まで続きそうだ。急な増産は難しく、飼料や資材、エネルギーといった生産費も上昇している。山陰両県の関係者は、高価格が長引けば消費者離れにつながりかねないと危機感を募らす。

 JA全農たまごが公表する22日の卸売価格(東京地区、Mサイズ基準値)は1キロ当たり335円で、2月だけで30円上がった。店頭価格の変動が少ない「物価の優等生」と呼ばれた面影は薄れるばかりだ。

 農林水産省のまとめでは、...