【松江】松江の新たな名物料理にしようと、市内の飲食店が宍道湖七珍を使ったせいろめしを新メニューとして25日から販売する。季節ごとに旬の七珍を盛り付け、県外からの観光客に地元の味を広くPRする。
飲食店経営、味屋コーポレーション(鳥取県日吉津村日吉津)が運営する和食料理店「日本料理松江和らく」(松江市御手船場町)で提供する。
同店で2007年から販売している宍道湖七珍を使ったせいろめしをベースに、まずは2~4月が旬とされるシラウオをメインの食材に仕立てた一品を販売する。今後は4~5月にシジミ、夏はウナギ、秋と冬はスズキ、コイといった食材を季節に応じてメインに据えるという。
24日、同店で試食会があり、観光関係者が湯気の立ち上るせいろめしを味わって、みずみずしいシラウオの食感やふっくらとしたウナギを楽しんだ。
味屋コーポレーションの土井一朗社長は「宍道湖七珍については県外からの問い合わせが多い。旬で季節を感じられる食材を、たくさんの人に楽しんでもらいたい」と話した。
せいろめし(3300円)のほか、せいろめし付き会席料理(5500円)も用意している。 (中島諒)