「匹見町石見神楽共演大会」が26日、益田市匹見町匹見の匹見タウンホールであり、町内3社中が自慢の芸を披露し約100人の観客を楽しませた。
道川神楽社中、匹見神楽社中、三葛神楽保持者会が出演。道川神楽社中は黒塚と大江山、匹見神楽社中は頼政、大蛇(おろち)を舞い、三葛神楽保持者会は場を清める儀式舞・柴(しば)清目(きよめ)を披露した。
道川社中の「大江山」は源頼光や渡辺綱、坂田金時が大江山に立てこもる酒呑童子という鬼を退治する演目。迫力ある舞に観客が拍手を送った。
島根県津和野町瀧元から訪れた会社社長阿部谷夫さん(89)は「毎年舞を見に来ている。どの舞もよかった」と話した。
新型コロナウイルス禍で4年ぶりの開催。主催した同町神楽振興会長の長谷川太一さん(38)=匹見神楽社中代表=は「3年間開催できず、多くの神楽ファンから待ち望む声を聞いた。大会を開けてよかった」と話した。