4月9日投開票の島根、鳥取両県知事選の告示を翌日に控えた22日、知事選や県議選に候補を立てる予定の両県各政党責任者に意気込みを聞いた。

■島根

<自民・生活と経済を守る>

 自民党島根県連・細田重雄会長 知事選に挑む丸山達也候補は県民生活と経済を守り、力強さと優しさを兼ね備え、島根創生に全力で取り組む。自民党も子育てから老後まで安心できる環境づくりのほか、人口減対策の継続とコロナ、物価高騰対策を県民に訴える。

<立民・県政の前進目指す>

 立憲民主党島根県連・川井弘光幹事長 知事選では真摯(しんし)な対話を大切にする現職知事の姿勢を評価し、推薦を決めた。多くの信任を得て再選を果たせるよう支援する。県議選では擁立、支援する予定候補者全員の当選を勝ち取り、県政の前進、発展、刷新を目指す。

<公明・課題解決取り組む>

 公明党島根県本部・吉野和彦幹事長 コロナ禍に物価高騰が追い打ちをかけ、人口減に伴うさまざまな課題を抱える中、解決への道筋を示し、実行できるリーダーが必要だ。知事選に出馬する丸山達也候補の必勝を期し、笑顔あふれる島根づくりにともに取り組む。

<共産・生活の負担減らす>

 共産党島根県委員会・上代善雄委員長 住み続けられる島根に向け、国の言いなりの県政を変えるために全力を尽くす。物価高騰に苦しむ県民の生活を守るために、医療や福祉の負担軽減、子どもの医療費や学校給食の無償化など、暮らしに希望が持てる島根に変えていく。

<国民・圧倒的勝利へ支援>

 国民民主党島根県連・森本秀歳代表 知事選は現職の再選を目指し、全力で取り組む。丸山達也候補はコロナ禍の厳しい環境下で県政運営を担ってきた。島根創生も道半ばで、次の2期目での取り組みを大いに期待している。圧倒的勝利となるよう支援する。

■鳥取

<自民・地方創生実現する>

 自民党鳥取県連・石破茂会長 人口減少・少子高齢化への対応や、新型コロナ禍などによる地域経済の疲弊に真正面から取り組み、課題先進県である本県から、真の地方創生を実現する。真摯(しんし)に政策を訴え、多くの賛同が得られるよう全力で取り組む。

<立民・投票率上げ変革を>

 立憲民主党鳥取県連・浜田妙子代表 自民党政治で地方は疲弊している。自然災害などリスク管理も必要な時代であり、すべて政治の課題だ。主権者が自主的に政治参画するため、身近な地方選から投票率を上げ、ともに社会を変革するための力を発揮したい。

<公明・物価高支援を訴え>

 公明党鳥取県本部・沢紀男幹事長 エネルギーや食料品の値上がりが続き県民生活に影響が出ている。公明党は政府へ物価高への追加対策としてLPガス料金の負担軽減や子育て世帯への重点支援を提言している。県議選でこれらを訴え、候補3人の完勝を目指す。

<共産・大軍拡政治にノー>

 共産党鳥取県委員会・岩永尚之委員長 日本に戦禍をもたらす大軍拡を何としても阻止するための統一地方選挙。鳥取から岸田政権の大軍拡と暮らし破壊の政治にノーの審判を下し、福祉と暮らしを守る自治体の役割を前進させるため、全力を挙げる決意だ。