■福住 英行候補

 政府は境港市の美保基地をはじめ、全国300の自衛隊基地を強化しようとしている。軍拡競争では暮らしは守れない。税金は医療や社会保障の充実、子育ての応援にこそ使うべきだ。

 コロナ禍と物価高騰で地域経済は疲弊している。農林漁業と中小企業をしっかりと応援する。肥料、飼料高騰への対策を充実させる。県民の暮らしも大変だ。物価が上がっているのに賃金と年金は下がり、悲鳴が上がっている。最低賃金を全国一律1500円に引き上げる。

 私自身、子育て世代として、教育費の負担が重いと痛感する。学校給食費の無償化、子どもの医療費の完全無料化が必要だ。

 ふるさとの豊かな自然を守るため、原発ゼロを目指し、米子市の産業廃棄物最終処分場建設計画を白紙撤回する。

 知事が代われば県民の暮らしも変わる。

 

■平井 伸治候補

 コロナ禍による地域疲弊や物価高から、鳥取県を再興する。厳しい状況にある事業者に切れ目なく対策を打つ。畜産関係者も費用が上がって大変だ。小さい県でも、知恵と勇気と行動力さえあれば困難は乗り越えられる。

 食をアピールする「食のみやこ」をバージョンアップさせ「食パラダイス」を目指す。農業生産の振興、店での地産地消、県外への積極的なPRを進め、もう一度元気なふるさとをつくり上げる。

 2022年の推計出生数が前年比で増加したのは全国で鳥取だけだった。子育て王国」を掲げてやってきた政策がうまくいった。若い人たちの言葉を参考に、保育や医療の負担軽減を進め、産後ケアに取り組み、さらに安心して子育てできるようにする。

 大都会に憧れるのではなく、大都会が憧れる鳥取にする。