甲子園球場での再会と2人そろってのプロ入りを目標に今春、県外の高校野球強豪校に進む選手がいる。全国大会常連の大田市立第二中学校の大谷海心(るい)選手(15)と岡田晴樹選手(15)で、大谷選手は創志学園(岡山)、岡田選手は明豊(大分)に進む。中学時代から全国の舞台で磨いた技術や精神力をさらに高め成長しようと、島根から羽ばたく。
 

 大田二中は2021年夏の全国中学大会で山陰両県勢として初優勝したのをはじめ、全日本少年春季軟式野球大会は18年に準優勝し、23年まで4年連続で出場権を獲得。2人とも投手としては本格派右腕で130キロ台の直球を誇る。打撃面では大谷選手が馬力に優れ、岡田選手は俊足強打でならし、高校野球雑誌でも紹介された。

 大谷選手は県外に進む中学の先輩の姿を見て...