島根県と鳥取県が7日、57人、55人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。6日確認分。クラスター(感染者集団)は島根で1件発生し、鳥取で「集団感染事例」(7日間で5人以上確認)が3件あった。

 島根県で診断した医療機関の所在地別内訳は、松江市18人、出雲市と隠岐の島町各7人、雲南市6人、浜田市5人、邑南町4人、大田市3人、奥出雲町1人。医療機関で診察を受けずに自主検査のみで「しまね陽性者登録センター」に登録した人は6人だった。

 新たにクラスターが発生したのは、隠岐保健所管内の高齢者福祉施設で、9人の感染を確認。県内のクラスターは累計1135件。

 鳥取県の保健所管内別の内訳は鳥取市22人、米子18人、倉吉15人だった。

 集団感染事例は、東伯郡の高齢者福祉施設2カ所でそれぞれ6人と5人、米子市の保育所で5人が報告された。

 累計感染者数は島根16万8835人、鳥取14万2364人。病床使用率は島根(即応病床とコロナ患者が入院している一般病床の合計243床)5・3%、鳥取(351床)7・1%。宿泊療養は島根3人、鳥取6人。重症者はともにいない。(清山遼太、吉金亮太)