木次パスチャライズ牛乳を使ったメロンパン=松江市殿町、県庁
木次パスチャライズ牛乳を使ったメロンパン=松江市殿町、県庁

 新型コロナウイルス禍や牛の飼料価格の高騰で厳しい経営状況にある乳業メーカーや酪農家の支援につなげようと、木次乳業(雲南市木次町東日登)のパスチャライズ牛乳を使ったメロンパンが誕生した。滑らかな口当たりのミルククリームが特徴だ。1個127円。

 イオングループの食品スーパー・マックスバリュ西日本(広島市)と敷島製パン(名古屋市)、四国シキシマパン(愛媛県砥部町)、フジ・リテイリング(同県松山市)が共同開発した。山陰両県のほか、中国・四国地方と兵庫県の約400店舗で販売。島根をPRするため、パッケージに島根県の観光キャラクター・しまねっこも入れた。

 木次乳業のパスチャライズ牛乳は1978年に国内で初めて商品化された低温殺菌牛乳で全国にファンがいる。ほんのり甘みがあり、すっきりとした風味の牛乳クリームをパンで包み込んだ。木次乳業の佐藤毅史代表取締役(46)は「飲用以外でも味わっていただき、消費の拡大につなげたい」と期待する。

 両県ではマックスバリュの川跡店(出雲市稲岡町)と今市店(同市今市町)、JU米子高島屋店(米子市角盤町)で取り扱う。

  (清山遼太)