松江市出身のピアノトリオバンド「Omoinotake(オモイノタケ)」が新曲「オーダーメイド」を配信リリースした。島根県内の若者たちから届いた「10年後の自分に宛てた手紙」を基に制作した楽曲だ。ボーカル・キーボード藤井怜央さん、ベース福島智朗さん、ドラム冨田洋之進さんに、楽曲に込めた思いを聞いた。
(情報部・吉田真人)
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ー島根の10~20代の若者から届いた手紙は500通を超えた。
福島 人に書く手紙と違って、言葉が裸の状態でつづられていたのが印象的だった。自分も10代を松江で過ごした。田舎が嫌だとか、そういう赤裸々な部分が「こういう思いもあったな」とすごく心に重なった。
冨田 500通りの人生があり、とても刺激になった。上京したいのにできないとか、未来に不安を抱えている人たちもいた。僕は当時からドラムがやりたかったけど、やりたいことがないっていう不安がある人もいて、人生について改めて考える時間になった。

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ー作詞は福島さん、作曲は藤井さんがそれぞれ担当した。何を意識して作ったのか。
福島 この10年でSNS(交流サイト)が一気に普及し、今の若い子たちが何を考えているのかな、と不安...