【出雲】パッチワークキルトを創作する布澄会(ふちょうかい)の作品展が、出雲市斐川町原鹿の「原鹿の旧豪農屋敷」で開かれている。古い着物や布団の布を使って手がけたタペストリー約30点が来場者の目を引いている。5月23日まで。入場無料。
布澄会は出雲市在住者を中心に50~80代の約40人で活動する。山陰中央新報文化センター出雲教室で講師を務める山根澄枝さん=出雲市斐川町富村=の指導を受け、今回は20人の作品を並べた。
大きさや形がさまざまな布をつなぎ合わせる「クレイジーキルト」の技法による作品(縦、横とも約110センチ)は細かい作業を重ねた力作。ビーズやリボンを使った刺しゅうも組み合わせ、花や山を色鮮やかに表現している。
事務局の有藤典子さん(71)=出雲市大津町=は「布と布を合わせることで、古い布がよみがえる。一生懸命作ったので見てほしい」と来場を呼びかけた。5月13、20の両日はブローチやバッグなど小物の販売がある。(藤原康平)













