【江津】江津市桜江町の江の川で、こいのぼりの掲揚が始まった。140匹が川面に吹く風を受け、悠々と泳いでいる。
江の川のこいのぼりは、5日のこどもの日を祝うのに加え、水難事故防止の祈りや観光客の誘致を目的に取り組んでいる。新型コロナウイルスの影響で中止した2022年を除き、毎年、開催している。桜江大橋の上流約500メートルの場所で両岸からワイヤを渡して2列で掲揚する。
1982年から続く行事だが、主催する江津市観光協会桜江支部が3月末で組織再編により活動を終え、存続が危ぶまれていた。桜江町商工会青年部(細川貴宏部長、10人)が引き受け、継続が決まった。
こいのぼりが掲揚される場所近くの国道261号沿いに10台分の臨時駐車場を設けた。細川部長(37)は「市内外から楽しみに訪れる人が毎年いる。長く続けられるようにしたい」と意気込み、観賞を呼びかけた。
7日まで。問い合わせは桜江町商工会、電話0855(92)1331。
(村上栄太郎)