昨季就任したポール・ヘナレ監督が取り入れた速い攻守の切り替えで40分間走り抜く「バズソー」スタイル。そこに今季、「堅固な守備」というピースが加わったことで、島根の代名詞とも言える戦術はさらなる進化を遂げた。
CS直前 戦力分析〈中〉 ビュフォード 揺るがぬ信頼 正確な判断、精神的支柱に 島根スサノオマジック
安藤誓哉、ニック・ケイら大物選手を獲得し、初のチャンピオンシップ(CS)出場を果たした昨季は、リーグ4位の1試合平均86・9得点をマークした攻撃力がクローズアップされることが多かったが、その陰で1試合平均失点はリーグ8位の78・3点。B1制覇を目指すチームとしては決して満足できる数字ではなく、琉球に2連敗したCS準決勝でも後半に守備で耐えきれず、逆転負けを喫した。
昨季の経験を踏まえ、...