第三章 反旗(百七十五)  秋の終わり、久しぶりに昼から登校した。写生の授業中で教室には誰もいなかった。ひとりでいるのに、やはり体の中であの虫が暴れ出して、お腹が痛くなった。もうすぐみんなが...