東京五輪への意気込みを話す瀬川和正選手=鳥取市東町1丁目、鳥取県庁本庁舎
東京五輪への意気込みを話す瀬川和正選手=鳥取市東町1丁目、鳥取県庁本庁舎

 セーリング男子フィン級の東京五輪代表に内定した瀬川和正選手(31)=大阪府出身、米子産業体育館=が24日、鳥取県の平井伸治知事を表敬訪問し、「本番でいいパフォーマンスができるように頑張りたい」と意気込みを話した。

 瀬川選手は、小型艇のレーザー級で東京五輪を目指したが、2020年2月の世界選手権で代表の座を逃し、その後、重量級のフィン級に転向。10~14日に神奈川県葉山港沖で行われた代表選考会の全12レースで1着となり、初の五輪切符をつかんだ。

 平井知事は「レースを完全勝利するとんでもない快挙でフィン級を制した」と健闘をたたえ、「みんな喜んでいる。(五輪競技の)当日を楽しみにしたい」と期待した。

 瀬川選手は15年春から、境港市を練習拠点にしており、五輪直前まで同市で練習する。表敬訪問後の取材に対しては「東京五輪まで2カ月弱。時間を有意義に使い、県民の皆さんが『セーリングをやりたい』と思ってもらえるような活躍を見せたい」と話した。(福間崇広)