太平洋側の深海に生息するとされるホオズキイカの一種が24日、島根県隠岐の島町の近海で捕獲された。島根大隠岐臨海実験所(隠岐の島町加茂)によると、日本海で生きたまま見つかるのは極めて珍しいという。今後、DNAを解析して謎の多い生態の解明に役立てる。

 

 ホオズキイカの一種は24日早朝、長尾田地区の沖にある定置網の中に浮いているのを吉田水産(隠岐の島町北方)の吉田稔社長(61)が見つけた。吉田さんは「最初はクラゲに見えたが、目と足が...