中国電力島根原発2号機(松江市鹿島町片句)の再稼働に、島根県の丸山達也知事が同意してから2日で1年を迎えた。鳥取県側を含む関係自治体の首長判断がそろい、地元手続きが完了した後、国の原子力政策が「依存度の低減」から最大限活用へ大転換。住民から「同意の前提が変わった」と再考を求める声もある中、再稼働に向けた原子力規制委員会の審査が進む。(高見維吹)

<Sデジ+>丸山知事の再稼働同意から1年 1年前の発言を振り返る

 「2024年1月末」-。島根2号機の再稼働時期の目安となる、中国電力の「仮の日程」だ。

 規制委による「原子炉設置変更」の審査合格に続く、...