【安来】樹脂粘土製の造花・グレイスフラワーと水墨画の作品展が2日、安来市飯島町の市総合文化ホール・アルテピアで始まった。本物そっくりに仕上げたグレイスフラワー45点と山陰両県の風景などを描いた水墨画15点が来場者を楽しませている。4日まで。
グレイスフラワー作家で水墨画家の内田洋彩(ようさい)さん(80)=安来市切川町=が安来、米子、境港の3市で開く教室の生徒や自身の作品を並べた。
グレイスフラワーでは、小さな菜の花はもちろん、チョウまで再現した「桜と菜の花」(湯原千苗さん)、麦の細いひげも表現した「麦と菜の花」(足立和子さん)が目を引く。内田さんは「白い粘土から形ができるのが魅力」と話した。水墨画は、廃線となって竹やぶに覆われた旧国鉄倉吉線を描いた「旧国鉄の跡」(黒見八景さん)が興味深い。
3日は午前9時~午後5時、4日は午後4時まで。入場無料。
(桝井映志)