陶芸作品を紹介する、いまみや工房の三島耕二さん=松江市東出雲町今宮、いまみや工房
陶芸作品を紹介する、いまみや工房の三島耕二さん=松江市東出雲町今宮、いまみや工房

 【松江】陶芸家の三島耕二さん(63)が松江市東出雲町今宮に構える「いまみや工房」で「夏の陶展」が開かれている=写真。石見の赤土を使って制作したカップや皿、花瓶など日常使いできる陶器約300点が来場者を楽しませている。

 工房は三島さんが2011年に古民家を改修して開いた。赤土の上に木灰を振りかけ、土の茶色を引き立てた作品が多いのが特徴。

 素朴で温かみのある作品が古民家のあちこちに並ぶ。展示会のチラシを見て訪れた松江市竹矢町の主婦高井幸美さん(59)は「目当ての青色のカップが購入できてうれしい」と満足げだった。

 三島さんは「楽しみながら制作した作品を、ぜひ現地で感じてもらいたい」と来場を呼びかけた。午前10時~午後5時。25日まで。(坂上晴香)