二つのベルトの上でバランスを取りながら跳びはねたり、交互に行き来したり。幅わずか5センチのベルトをトランポリンのように使い、多彩な技を繰り出す「スラックライン」は、松江では初披露となる。
スラックラインは、公園で楽しむ人も多い人気スポーツ。身近なイメージだが、トップパフォーマーの手にかかれば、息つく暇もなく繰り出す超人技の連続で、見とれてしまう。
上下に動きながらバランスを取って、前方に宙返りしたり、目隠しをしながら跳んだり、縄跳びを笑顔で軽々とテンポ良くこなしたりする。息の合った演技に、観客も自然と手拍子で応え、会場はノリノリだ。
チリのサーカス団出身のフェルナンデス・ケビンさん(24)とパエツ・ベンジャミンさん(23)が担当。ケビンさんは「バランスを取るのが難しいけど、ぜひチャレンジしてほしい」。迫力で魅了するとともに、楽しさも伝えたいという。
(文・井上雅子、写真・森山郷雄)
◆ポップサーカス松江公演
公演は7月17日から9月18日まで(毎週木曜と7月19日、8月30日、9月6日は休演)、松江市学園南1丁目の旧島根県立プール跡地広場で。前売り入場券は大人3千円、子ども(3歳~高校生)2千円。当日は各500円増し。問い合わせはポップサーカス松江公演事務局、電話0852(67)7960。