【松江】松江市の秋の伝統行事「松江鼕(どう)行列」の安全祈願祭が2日、松江神社(松江市殿町)であり、関係者約40人が10月15日にある行列の成功を願った=写真。
市鼕行列保存会(長崎敏明会長)が主催し、鼕と呼ばれる巨大な太鼓を載せた鼕宮を引く18団体の代表が参加。渡部律也宮司(70)が祝詞を奏上し、参加者が玉串をささげて行列の成功と安全を祈った。
行列の順番を決めるくじ引きで1番くじを引いた灘町鼕保存会の石川貴志実行委員長(47)は「先頭でたたけるのは名誉だ。感謝の気持ちを込めて打ちたい」と語った。
マスクの着用や観客同士で間隔を空けるなど、前年までの制限をなくしての開催となる。長崎会長は「久々に通常開催できるのは楽しみ。無事に成功させたい」と話した。(原暁)