益田市にある小中学校の国語教諭31人が4日、同市美都町都茂の都茂小学校で研修会を開き、新聞を授業に生かす方法を学んだ。
本質を見抜いて考える力、論理的に伝える力を養う学習に新聞を役立てようと企画した。
参加者は、山陰中央新報社の清水由紀子NIE担当から説明を受け、新聞から答えを探すクイズに取り組んだ。見出しやリード(第1段落)といった紙面のつくりをはじめ、ゲーム形式での親しみ方や記事スクラップについて聞き、新聞の活用方法に理解を深めた。
多様な情報が入手できる中で、さまざまな角度から物事を見て、自分の考えを持つことの重要性についても考えた。
村上幸大教諭(32)=益田中学校 各紙の見出しの違いなど、国語のいい教材になると思った。生徒には、新聞を読んで社会への関心を深め、自分の考えを持ってほしい。
竹山越郎教諭(30)=吉田小学校 大人数の学校でどのように新聞を取り入れたらよいか悩んでいた。他校の事例に、やってみたいと思うような実践があって参考になった。