新聞を生かした教育に取り組む鳥取県NIE推進協議会(会長・加藤博和米子高専教授)の2023年度総会が7日、鳥取市富安2丁目の新日本海新聞社であった。教育、行政、新聞関係者約30人が出席。23年度実践指定校への認定証伝達式が行われたほか、学校への記者派遣を盛り込んだ事業計画を承認した。
23年度実践指定校は、義方小学校(米子市)、岩美中学校(岩美町)、鳥取中央育英高校(北栄町)=以上、新規=と鳥取西高校(鳥取市)=継続。新聞の無償提供を受けて取り組む。期間は原則2年間。
事業計画では、記者を派遣して授業を行う「ゲストティーチャー」を推進するほか、小学校図書館への複数紙配備を市町村教育委員会や学校に働きかけることを決めた。
22年度実践指定校4校の報告会もあり、担当教諭が、朝の5分間を利用して生徒が新聞を読む「朝新聞」、新聞4紙の読み比べができる「NIEコーナー」の設置といった取り組みなどを紹介した。
全国の実践指定校は530校で、内訳は、小学校219校、中学校168校、高校105校、特別支援学校10校など。23年度からの新規校は206校、継続校は324校となる。
(福間崇広)