山陰両県は17日も高気圧の影響で厳しい暑さとなり、両県の全29地点のうち津和野(島根県津和野町)など8地点で今季最高気温を記録した。島根県には熱中症警戒アラートが発表され、両県で熱中症やその疑いで16人が搬送された。少なくとも1人が重症。
松江、鳥取両地方気象台によると、各地の最高気温は、津和野36・3度▽智頭35・6度▽松江34・7度▽米子34・7度▽出雲33・3度-など。津和野、智頭を含む5地点で最高気温が35度以上の猛暑日となった。
両県の消防によると、午後5時までに10~80代までの男女が搬送された。重症の鳥取県八頭町の80代男性は屋外で作業をしていたという。
3連休最終日の観光地にも強い日差しが照りつけた。家族とともに出雲大社(出雲市大社町杵築東)を訪れた鳥取市富安2丁目の会社員大岡孝之さん(37)は「こまめに水を取っていると、1・5リットルがすぐになくなった。日差しがきつく、こたえます」と汗をぬぐった。
(取材班)