開幕したポップサーカスのオープニングで会場を沸かせる団員たち=松江市学園南1丁目、旧島根県立プール跡地特設テント
開幕したポップサーカスのオープニングで会場を沸かせる団員たち=松江市学園南1丁目、旧島根県立プール跡地特設テント

 ポップサーカス松江公演(山陰中央新報社、TSKさんいん中央テレビ主催)が17日、松江市学園南1丁目の旧島根県立プール跡地で開幕した。松江公演は6年ぶり。初日は昼夕2公演があり、世界13カ国のトップパフォーマーが次々と自慢の妙技を繰り出し、2千人の観客をくぎ付けにした。 (井上雅子)

 2017年以来の公演初日は、開演前から多くの市民が列を作った。オープニングセレモニーでは、主催者を代表し、山陰中央新報社の松尾倫男社長が「皆さんサーカスを楽しんでください」と呼びかけ、幕が開いた。

 ステージでは、鮮やかな衣装に身を包んだ日本、チリ、ベトナムなどのパフォーマーが登壇。ジャグリング、空中ブランコをはじめ13演目を披露し、人間離れしたアクロバティックな技で観客を魅了した。

 両端に円輪をつけた全長9メートルの軸が回転する「デスホイール」は、輪の内外でパフォーマーが落ちそうになりながら、縄跳びなどの演技を続け、会場には悲鳴と歓声がこだました。エチオピア出身の8人チームによる「ハンドボルテージ」は、4人が縦に並ぶ人間タワーに挑戦し、成功すると大きな拍手が送られた。6年前に続いて訪れた鳥取市南吉方2丁目の自営業、吉田耕一さん(49)は「ハラハラドキドキした。何回見ても面白い」と話した。

 公演は9月18日まで(毎週木曜と7月19日、8月30日、9月6日は休演)。前売り入場券は大人3千円、子ども(3歳~高校生)2千円。当日は各500円増し。問い合わせはポップサーカス松江公演事務局、電話0852(67)7960。