【出雲】全国高校生そば打ち選手権大会に出場する出雲農林高校(出雲市下横町)そば部の部員が26日、出雲市今市町の市役所を訪れ、そば打ちの腕前を披露した。
そば部は2015年から大会に出場。コロナ禍の影響もあり出場は19年以来4年ぶり。大会に向け昨年春から週に1回程度、JAしまね出雲地区本部の職員の指導を受け練習に励んだ。
大会は日本麺類業団体連合会(東京都)などが主催。4人一組であらかじめ作業順番を決め、4分ごとに交代するリレー方式で実施する。制限時間は40分以内で、所作の美しさが評価につながる。8月2日に東京で開催され、全国から22校が出場する。
市役所で部員4人が飯塚俊之市長の前でそば玉を延ばして板状に整え、包丁で切りそろえる一連の作業を実演。約35分かけて1キロを仕上げた。
3年生の常塚蒼生(あおい)部長(18)は「コロナ禍で出場できなかった先輩や指導いただいた皆さんに感謝し、3位以内を目指したい」と意欲を示した。飯塚市長は「良い成果が出ることを願っている。自信を持って大会に臨んでほしい」とエールを送った。(黒沢悠太)