来場1万人目となり展示作品をバックに記念撮影する藤田守彦さん(右から2人目)ら=松江市袖師町、島根県立美術館
来場1万人目となり展示作品をバックに記念撮影する藤田守彦さん(右から2人目)ら=松江市袖師町、島根県立美術館

 島根県立美術館(松江市袖師町)で開かれている企画展「テオ・ヤンセン展」の来場者数が28日、7日の開幕から1万人に達し、節目の来場者となった兵庫県明石市の会社員藤田守彦さん(49)と家族に記念品が贈られた。会期は8月28日まで。

 藤田さんと妻順子さん(47)、長女美咲さん(8)は出雲市に帰省中。それぞれ驚きながら、展示中の「ストランドビースト(砂浜の生命体)」と呼ばれる造形芸術の図録や工作キットを手にし、展示作品をバックに米山祐司副館長らと記念撮影もした。

 オランダ出身の造形作家テオ・ヤンセンさんの作品を中国地方で初めて並べた企画展は、プラスチックチューブで構成され、風力で生き物が歩くように動くストランドビースト14点を展示。鑑賞後、藤田さんは「作品が大きく、よく考えられた仕組みだった」と感心した様子で話した。

 県立美術館、山陰中央新報社、TSKさんいん中央テレビ、SPSしまねグループが主催。会期中無休。有料。開館時間は午前10時から日没30分後まで。

(広木優弥)