気管支や肺胞の細胞が何らかの原因でがん化する肺がんは、自覚症状が現れにくく、進行が速いタイプもあり、日本人で死亡数が最も多いがんだ。進行した状態にも効果がある薬の登場で治療は確実に進歩しているが、毎年検査を受け、手術可能な段階で見つけることが重要だ。

 市町村で実施する肺がん検診は、40歳以上を対象にした...