プロ野球公式戦で鳥取県をPRする「とっとりナイター」が2日、東京ドームの巨人―ヤクルト戦であり、県職員でつくるダンスチームが、試合前に地元の神話にちなんだ「うさぎダンス」を披露し、球場を盛り上げた。
披露したのは、「因幡の白うさぎ」ゆかりの地をPRするため結成された「とっとり白うさぎダンサーズ」。今年の干支(えと)「卯(う)」に合わせて結成し、県外では初披露となった。19人が巨人のマスコットキャラクター「ジャビット」やチアガールと、童謡「大黒さま」など2曲を踊った。
その後のセレモニーで、大国主命の格好をした平井伸治知事が登場し、両チームの選手に鳥取和牛を贈呈。始球式は米子市出身でK―1選手の武尊(たける)さんが務め、力強い速球で観客を沸かせた。
平井知事は「これからもジャイアンツを応援しながら鳥取を盛り上げていきたい」と笑顔を浮かべ、ダンサーズで県統計課の吉尾真歩さん(22)は「うさぎ年に鳥取県をPRできた」と満足そうに話した。
とっとりナイターは昨年に続いて2回目で、首都圏での情報発信を狙い、県が公式戦に協賛して実施した。
(原田准吏)