第136回春季中国地区高校野球大会が5日、米子市民球場で開幕する。出場8校のうち山陰勢は5校。春季鳥取県大会の覇者・米子松蔭、島根県大会を制した立正大淞南などが上位をうかがう。
1回戦で鳥取商(鳥取4位)と対戦する立正大淞南は主戦・持田と谷川の2年生バッテリーを堅守で盛り立てる。攻撃では俊足好打の1番・藤田を、勝負強い島袋、長打力のある谷川で返したい。鳥取商は県大会2本塁打の山本が打線の中心になる。
米子松陰は、県大会での1試合平均得点が10・2点。3番西村、4番小野を中心に打線に切れ目がない。米子東(鳥取2位)は打たせて取る投球が持ち味の藪本と主戦・舩木佑の継投で逃げ切りを図る。攻撃は小技を絡めて得点を狙う。
今春の全国選抜大会に出場した鳥取城北(鳥取3位)は、変化球を低めに集める山内、広田の両右腕が安定。主将の畑中ら打撃センスのある選手もそろっている。
新型コロナウイルス対策のため、試合会場への入場は選手の保護者やチーム関係者に限定する。
(原暁、黒沢悠太)