鳥取県は13日、県中部の90代女性が熱中症とみられる症状で死亡したと発表した。県内で熱中症の疑いがある死亡事例は今季2件目。農作業中の高齢者が熱中症になるケースが目立っており、県はホームページで、暑い時間帯の農作業や墓掃除を避けるよう呼びかけた。
12日午後1時半ごろ、家族が果樹園で倒れている女性を発見し通報。消防によると、女性は救急搬送されたが死亡が確認された。気象庁のホームページによると、同日、県中部の倉吉の最高気温は31度台だった。
県によると、今季(4月3日~8月6日)の熱中症が原因とみられる救急搬送者数は前年同期比29人増の426人。重症者も同6人増の16人となっている。
(今井菜月)













