標高300メートルの山腹に大小さまざまな200枚もの棚田が広がる。そんな雲南市大東町山王寺の本郷集落に、高木健次さん(71)の家がある。高木家は江戸時代から200年以上続き、自宅裏の山が険しい。

 その山肌に目をやり、大きく息...