町営バスにピーマンを積み込む生産者=島根県川本町南佐木、石見三原バス停
町営バスにピーマンを積み込む生産者=島根県川本町南佐木、石見三原バス停

 川本町営路線バスを活用してピーマンを集荷する貨客混載事業の試験運行が7日、町内であった。バス停で生産者がピーマンの入った箱を積み、JA職員が集荷拠点で降ろす一連の流れを確認し、7月の本運行に向け課題を洗い出した。

 町やJAしまね島根おおち地区本部、町内の生産者が参加し、本運行と同じ旧JR石見川本駅(川本町川本)を発着する路線で行った。

 2カ所のバス停で生産者がピーマン計7ケース(計29キロ)を車内に持ち込み、座席に置かれた箱の中に入れた。同駅にバスが戻ると、JA職員がケースを車外に運び出した。

 石見三原バス停で積み込んだ同JA女性部川本支部の治郎田常子支部長(80)は「ピーマンは軽いので持ち運ぶのは容易だった。バスで出荷できれば便利になる」と話した。

 運行後の反省会では、バスの通路が狭くて積み込みに時間がかかり、駅への到着がダイヤから6分遅れたことや雨天時の積み込み方法の検討が必要だとの意見などが出た。

 貨客混載事業は、野生のニホンザルに食べられにくいとされるピーマンの生産を拡大する町と同JAの「ピーマン大作戦」の一環で、集荷作業を支援し、生産者を増やす狙い。(佐伯学)