島根県飯南町下来島の来島ダムで9月上旬に捕獲された全長1・1メートル、重さ2・9キロの巨大ウナギがニホンウナギであることが29日、島根大生物資源科学部の高原輝彦准教授(46)のDNA鑑定で分かった。在来種のニホンウナギとしては、国内最大級となる。
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ウナギは9月7日に捕獲され、引き取った高原准教授がヒレの一部を採取し、専用の機械で鑑定した。
高原准教授は、巨大化の要因はダムの環境にあると分析する。ウナギは通常、産卵時期に海に移動するが、ダムという半閉鎖的な環境がウナギをダムにとどめ、危険な...