鳥取県警捜査2課と生活安全企画課は11日、株取引の投資名目で、米子市内の50代男性が4600万円をだまし取られる詐欺被害に遭ったと発表した。
県警によると男性は7月中旬、交流サイト(SNS)を閲覧中、表示された株取引に関する広告を通じて投資アナリストを名乗る男と知り合い、LINE(ライン)でやりとりを開始した。
8月上旬、男から「FX口座を開設して投資をしてみないか。投資額の5倍は増やすことができる」と持ちかけられ、指示されたアプリをダウンロード。別の男から投資方法の説明を受け、指定口座にインターネットバンキングで200万円を振り込んだ。
アプリで残高を確認すると入金通りに増えていたことから話を信じ込み、9月中旬にかけて複数の口座に振り込んだ。
男性が出金を申し出ると「今の段階では引き出せない」と断られたため、不審に思い、弁護士に相談して警察に届け出た。振込先の口座に金が残っておらず、計4600万円をだまし取られた。