大田市三瓶町の三瓶山北の原に毎秋恒例のススキの迷路が出現した。家族連れやハイキング客が訪れ、秋めく国立公園・三瓶山の自然とともに楽しんでいる。11月5日まで。無料。
島根県立三瓶自然館サヒメルが管理するススキの草原に2区画を設置した。それぞれに約30メートル四方の広さがあり、スタッフが草刈り機を使って幅約1メートルの道を縦横無尽に整備した。
ススキは葉が大人の腰丈、穂は背丈の高さに伸びていて、程よい見通しが確保されている。ハギやアキノキリンソウといった花々も咲き、ススキが揺れる秋風の音やマツムシなど昆虫の鳴き声も楽しめる。
家族6人で訪れた出雲市大津町の会社員、川本心大(しんた)さん(36)の長男壱桜(いっさ)君(6)は「ススキがきれい。迷路も楽しい」と走り回っていた。(勝部浩文)